この記事を読んでほしい人
- 革靴を綺麗に保ちたいけど、やり方が分からない
- なるべく簡単に、なるべくお金を掛けずに靴磨きをしたい
この記事を読めばわかること
- 自分で簡単にできる靴磨きのやり方がわかる。
- 靴磨きに必要な道具が分かる
私は3年ほど自分で靴を磨いています。3年前に公認会計士となって、頻繁にクライアントの会社に行くため身だしなみは欠かせません。そのため独学で靴磨きの仕方を勉強し、余計な費用を掛けずに誰でも簡単に革靴を綺麗に保てる方法を編み出しました。
是非皆さんにも真似していただき、サラリーマンみんな靴キレイ現象を巻き起こしていきましょう!
足元を綺麗にすることの重要性
革靴の手入れしてますか?
サラリーマンのみなさん!革靴のお手入れちゃんとやってますか?
…正直面倒くさいですよね、靴を綺麗にするのって。
地べたに接するものだから、すぐ砂やほこりが付いて汚れちゃうし、何かにこすれるとすぐ跡が残っちゃうし。かく言う私も、
と考えていました。
足元は見られている
人は第一印象が非常に重要だと言われています、言われていますっていうか大事ですよね。
人に与える印象についてよく言われる有名な話で、「メラビアンの法則」というものがあります。
メラビアンの法則とは、人と人とのコミュニケーションにおいて、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%のウェイトで影響を与えるという心理学上の法則の1つです。
相手に与える印象について、視覚情報つまり見た目が半分以上となっています。そして人が他人を見るときに、まず最初に目が行くのは顔です。胸元やお尻ばっか見てるおじさんもいるかもしれませんが、やはり顔って大事ですよね。表情は相手の印象において非常に大切で、また「目は口ほどに物を言う」という言葉もあるくらいです。
そして実は足元も、第一印象を与える際に非常に重要な要素です。これは、体の先端にある部分なので目立つという理由です。他人の外見を見るときに、体の先端なので一度そこで目線が留まりますから、いやでも目立ってしまうというわけです。
足元の大切さがわかったところで、早速靴磨きに必要なアイテムを紹介します
靴磨きに必要な道具
靴磨きに必要な道具一覧表
自分で靴磨きをしようと思ったとき、必要な道具は次の6種類です!
- 革靴用クリーナー
- 革靴用クリーム(シュークリーム)
- 柔らかめのブラシ2本
- ペネトレイトブラシ
- クロス(布)2枚
- グローブクロス
私が実際に使っている靴磨きグッズはこちらです。
それではリストアップしたアイテムについて、用途やおすすめの品などもう少し詳しく説明していきます。
靴用クリーナー
靴についた汚れを落とし、また前回塗って古くなったクリームを洗い落とすための靴用洗剤です。お化粧するまえに洗顔して素肌をキレイにするイメージですね。
私のオススメは、M.MOWBRAY(エム.モウブレイ)です!靴用製品の老舗メーカーであり、私も長年使っていますが品質も良いですし非常に使いやすいです。また価格もそこまで高くなく、コスパは最高です。
靴用クリーム(シュークリーム)
靴磨きで最も重要な道具です。革靴を保護し、ツヤを出す役割を果たします。クリーナーがお化粧前の洗顔なら、クリームはまさにお化粧道具です。
靴の色に合わせた色の靴用クリームを購入する必要がありますので、黒以外の革靴を
こちらも私はM.MOWBRAYを使っています。というか靴磨きに関する物であればM.MOWBRAY買っておけば間違いないです。って靴屋のお兄さんが言ってました(笑)
柔らかめのブラシ2本
ブラシは2本使います。上記の写真を見れば分かると思いますが、「汚れ落とし用」と「クリーム伸ばし用」です。詳しい使い方は後程説明します。
革靴は表面が柔らかく、あまり硬いブラシでこすると表面が傷ついてしまいます。ですので動物の毛を使った柔らかいブラシを使う必要があります。
具体的には、こちらのM.MOWBRAYのホームページを参考にすると、
- 汚れ落としには馬毛ブラシ🐴
- クリーム伸ばしには豚毛ブラシ🐽
- 仕上げには山羊毛ブラシ🐐
がオススメとの旨が書いてあります。
ただ、全部揃えるとなると結構値が張りますよね。。私はダイソーで豚用ブラシを2本買い、特に不満が無いので未だにそれを使っています。ただ、ブラシってそう簡単に壊れたりするものではないので、長い間革靴を履いていくのであれば、最初から良いものを買うのもアリじゃないかなと思ってきました。
もし私が今から始めて靴磨き用の道具を集めるなら、「馬毛ブラシ+ダイソーの豚毛ブラシ」を買います。山羊毛ブラシは必須ではないので、もっとこだわりたいと思ったら買い足すという感じで大丈夫です。
ペネトレイトブラシ
ペネトレイトブラシってなんやねん!て思いますよね、私も靴磨きを始めようと思ったとき名前が全然覚えられなくて苦労(?)しました。ペネトレイトブラシは、靴用クリームを瓶から取って靴に塗布するときに使うブラシです。あくまで塗布することが目的なので、全体に満遍なくクリームを伸ばすためのブラシが別途必要になります。
こちらも100均に売っているので、最初は100均でも十分です。繰り返し使っているとクリームで毛先が固まってくるので、次回買い替え時に良いものを買うべきか検討すればよいです。
クロス(布)
先に紹介した靴用クリーナーを靴に塗る、または拭き取る際に使用します。なので、塗る用と拭き取りようで2枚あった方が良いですね。
私は布なら何でも良いと思ってるのでやっすい100均のフェルト生地を使ってますが、一般には下記のようなコットン生地を使うようです(ただの布にしてはちょっと高いなと思うのは私だけでしょうか)。
グローブクロス
靴磨きの仕上げに、余分なクリームを拭き取り、靴全体を磨き上げてツヤを出すためのクロスです。ミトン型になっていて、手で磨く形です。
ちなみにこちらも100均で売ってます。
オススメのアイテムの揃え方
靴磨き歴3年の私が、今から靴磨きを始めるとしたら、下記の様にアイテムを集めます。
- 「靴用クリーナー」「シュークリーム」「馬毛ブラシ」は上記で紹介したM.MOWBRAYの製品を買う
- 「豚毛ブラシ」「ペネトレイトブラシ」「クロス」「グローブクロス」は100均で買う
- 「山羊毛ブラシ」はそのうちほしいと思ったら買う
以上の方法で揃えれば、山羊毛ブラシ以外は4,000円くらいで揃うと思います。また、クリーナーとクリームは消耗品にはなりますが、私も月1くらいの頻度で靴磨きしていますが2年くらい保ちました。2つ合わせても2,000円くらいなので、維持費は年間1,000円程度ということになります。靴を綺麗に保てると思えば安いものですね!
もちろん多少お金が掛かってもいいから、最初からいいものを揃えたいという方は是非上記で紹介したアイテムを揃えたら、最高品質の靴磨きがすぐに出来るようになります。
靴磨きに必要なアイテムが揃ったところで、早速靴を磨いていきましょう。
慣れれば10分でできる!自宅で簡単靴磨き
靴磨きの全体像
靴磨きは下記の工程で行います。
- 汚れ落とし用ブラシで靴全体の汚れを落とす
- 1枚目のクロスに靴用クリーナーを塗布して靴全体を軽くこすり洗いする
- 2枚目のクロスで浮き出た汚れと余分なクリーナーを拭き取る
- ペネトレイトブラシで靴用クリームを革靴に塗布する
- クリーム伸ばし用ブラシでクリームを全体に伸ばす
- グローブクロスで靴全体を磨く
それでは全体の流れが分かったところで実際にやっていきましょう。
汚れ落とし用ブラシで靴全体の汚れを落とす
これは文字通りです。下記の写真では豚毛ブラシを使っていますが、本当は馬毛ブラシがオススメです。継ぎ目や縫い目、靴紐部分に汚れが溜まりやすいので、その辺りを入念にブラッシングしていきます。
本当は靴紐を外した方が汚れを落としやすいらしいですが、いちいち靴紐の着脱するの面倒なのでしていません。。
1枚目のクロスに靴用クリーナーを塗布して靴全体を軽くこすり洗いする
クリーナーをよく振って混ぜ合わせたら、クロスに塗布します。
そして塗布した面で、靴全体をこすっていきます。こうして表面の汚れを落とし、また前回の靴磨き時に塗って古くなったクリームを落としていきます。
2枚目のクロスで浮き出た汚れと余分なクリーナーを拭き取る
先ほどクリーナーを塗布したクロスとは別のクロスで、浮き出た汚れを全体的に拭き取っていきます。
ペネトレイトブラシで靴用クリームを革靴に塗布する
ペネトレイトブラシを靴用クリームにチョッと付けます。なお付ける量としては公式サイトに下記の様に書いてあります。
片足に塗る量の目安である米粒2~3粒が取りやすく手も汚しません。
チョッと付けたら、ムラを少なくするためにクリームのフタの内側で円を描くように均します。
ある程度均したら、靴全体に塗布していきます。
クリーム伸ばし用ブラシでクリームを全体に伸ばす
ペネトレイトブラシで塗布した後はムラになってしまわないように素早くクリーム伸ばし用ブラシで伸ばしていきます。あまり力を入れてこすると革靴に傷が付いてしまうので軽い力で、クリームを伸ばしてくと言う感覚で、ブラシを革靴の表面で滑らせるようにします。
グローブクロスで靴全体を磨き上げる
グローブクロスを手にはめて、余分なクリームを拭き取りつつ、靴全体にさらに細かくクリームを伸ばして磨いていきます。
私はこの工程をやっているとき、「あー、今自分は靴磨いてるんだなー」ってすごい実感して、いい気分になります(笑)
ブラシについたクリームを拭き取る
工程には入れていませんが、ペネトレイトブラシやクリーム伸ばしブラシにはクリームが付いてしまっており、放置すると固まったり周りについて汚れてしまったりするので、キッチンペーパー等で拭き取ると良いです。ティッシュだと破れたりしますが、キッチンペーパーは生地がしっかりしているため破れにくく、またクリームがほとんど貫通してこないのでオススメです。
靴磨きをしていると手が汚れるので、このような1枚ずつ取れるキッチンペーパーがあると便利です。
靴磨きbefore & after
それでは靴磨き前後の比較をしたいと思います。
afterの方はシューキーパーも入れており、シワが目立たなくなっているという部分もありますが、全体的に傷や汚れが目立たなくなり、色にムラが無く均一な質感になっていることが解ると思います。
また、より近くで見ると違いがよくわかります。↓↓
ぱっと見ただけでも、ツヤというか光沢の感じが全然違いますね!afterは高級感溢れる質感になっています。
また側面にあるこすれ跡も、afterではほとんど目立たなくなっています。深い傷はいくらクリームを塗っても補修することは出来ませんが、ちょっとしたこすれ跡や汚れであれば、靴磨きをすることで補修することが出来ます。
おまけ
私が履いている革靴は、「texy luxe(テクシーリュクス)」という、アシックスが販売している「本革仕様なのに、スニーカーのような履き心地」という唄い文句の革靴です。今まで履いてきた革靴と比較しても断然履き心地がよく、全てのサラリーマンにオススメしたい革靴です。
テクシーリュクスについては下記の記事で詳しく紹介していますので、是非ご覧ください!
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