情報化社会の中で現代人に求められるもの
情報が溢れる現代社会において、世の中には数多くのメディアが存在します。伝統的なメディアであるラジオ、テレビ、雑誌、新聞そしてIT技術の台頭によりインターネットを通じた掲示板やニュースアプリ、動画サイトなど。近年はインターネットの普及と共に情報量が爆発的に増え、
2020年を越えたあたりから、情報化社会をはるかにしのぐ「情報爆発社会」という言葉を耳にするようになりました。総務省の調査を見ると、インターネット全体のデジタルデータ量が、2000年を10とすると、2020年の時点では6000倍に拡大していることがわかります。まさに「爆発」という表現にふさわしい急増ぶりです。
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情報量が6000倍になったところで、それを扱うヒトの能力が6000倍になるわけではありません。そのため、世の中にあふれる情報を取捨選択する能力が、現代人には求められているのです。情報の取捨選択とはつまり、「何が正しくて何が間違っているかを見極める」ことです。いわゆるデマやフェイクニュースに騙されないようにすることです。このブログもそうですが、いまや一般人が自らの思想を発信することは非常に簡単にできます。それが正しくても間違っていても、世界中の人達の目に触れるのです。中には、私利私欲を満たすため、自らの思想を押し通すために、根拠のないもしくは誤った情報が発信されることもあります。有名なところではかつてペニオク事件というものがあり、芸能界に激震が走りました。限りある人生をよくするためにその貴重な時間を費やしているのですから、フェイクニュースに踊らされている暇など無いのです。
どのメディアがよいのか?
テレビ・ラジオ
私はテレビが大好きです。特にお笑いや歌番組、クイズ番組が好きで、暇さえあれば見ています。最近ではTVerという便利なツールも登場したので、好きな時に見たい番組を見れてとても良いですね。
しかし、テレビやラジオから得る情報については話半分で聞くように心がけています。ここで、冒頭でくまくんが言っていた、テレビは無料で見れるという話に戻りましょう。なぜ無料で見れるのか?というと、スポンサーがついているからです。詳しい仕組みについては本記事の本筋とはズレるので割愛しますが、視聴者ではなくスポンサーからお金をもらっている以上、スポンサーの意向に反するような番組を作ることは出来ないということです。だからこそ、どうしてもテレビが発信する情報には偏りが生じます。また幼少期からテレビに慣れ親しんできた身としては、近年では様々な思想を持つnoizy minorityの出現もあり、大衆メディアであるテレビで出来る表現が非常に狭くなっていると感じます。テレビはあくまで娯楽であり、情報収集という観点では懐疑的な見方が必要なのかなと思っています。
ここで一つ小話なのですが、先日某バラエティ番組で、「株で100億円稼いだ男」という触れ込みで株式投資家のテスタ氏が出演していました。経済状況に左右される株式相場を読む彼ですから、さぞ経済ニュースを見ているのかと思いきや、積極的に新聞や経済ニュースを観ることはしていないそうです。一方で、みんなが見ているようなテレビのニュースを見ているそうです。その理由として、新聞や経済ニュースといったソースに基づいて投資活動をしている人は比較的少数であり、株式相場に与える影響は限定的である一方、テレビで連日報道されるようなみんなが知っている情報の方が、インパクトが大きいから、とのことでした。これには私も驚きました、株式投資家は毎日経済ニュースを観てその日の株式相場を予想するというイメージをしていたからです。
株式投資家にも色々な種類があると思っています、大きく分けると長期投資、中期投資、短期投資に分けられるでしょうか。他の番組でテスタ氏が出演していた際のお話を勘案しますと、テスタ氏はこの中で言うと中期投資的なイメージです。株式相場に何らかの影響がありそうな情報を仕入れたら、それに基づいて「連想ゲーム」を行い、これから上がりそうな株を仕込む、といった手法です。一方で短期投資は、いわゆるデイ・トレードにより、その日に予定される経済イベントやチャート分析によって相場を読み、機動的に売買を行う手法です。個人的には非常に投機的でギャンブル要素が強いのかなと思いますが、こういった方々は日々経済ニュースを観ているでしょう。一言に「情報収集」といっても、立場や仕事内容に応じて、それぞれに適切な情報は異なっているということですね。
ちなみに私は長期投資に属する投資家で、この先数十年にわたりインデックス銘柄を積み立てていく方針です。私の投資に関するお話はまた別記事でできればと思いますのでお楽しみに!
雑誌
雑誌も古くからある伝統的なメディアです。テレビとの違いは、読者がお金を払っているということ。一部広告による収益もありますが、読者からお金をもらっている以上、読者が求めている情報を的確に提供することが求められます。そういった意味ではテレビやラジオよりも正確な情報を得やすいのではないかと思います。また話し言葉ではなく書き言葉で、文字媒体であるため、情報量は格段に多いです。図表や写真、論評など含め一つのトピックに対して総合的に情報を得らえるというのがメリットだと考えます。一点気になる点があるとすれば、他の媒体と比較すると適時性に欠けるという点です。雑誌は週刊や月刊など、決まった時期に発行されますので、時間を掛けて内容の深い記事を作ることが出来る一方で昨日の出来事、今起きている出来事を知るという目的には適いません。
ニュースアプリ
Yahoo!ニュースやグノシー、スマートニュースなど、ジャンルごとに様々なニュースを読むことが出来るアプリです。他のメディアにないメリットとしては下記の3つがあると考えています。
- カスタマイズ機能:読みたいニュースを優先的に表示させることが出来る
- ランキング機能:注目度の高いニュースをランキング形式で確認することが出来る
- コメント機能:記事に対してコメントできる機能。特に専門家からのコメントは参考になることが多い。
個人的にも結構使っていますが、デメリットとしてはネットニュースの中にはニュースと言えないような記事も混じっていることです。最たるものとしては、テレビのニュース番組やバラエティ番組の一言を切り取って記事にするケースがよくあります。例えばバラエティ番組で芸人が彼女の存在を仄めかすと「シュバババ」と言わんばかりに、「芸人の○○熱愛発覚!」のようなネットニュースが上がってきたりします。これって果たしてニュースと言えるのでしょうか…しかもその切り取り方もなんとも意図的で、記事の元となった番組とは違う印象(多くは悪い印象)を与えてネットニュースの読者を惹きつけるようにしていることがあります。そしてコメント欄では、記事だけを見て勘違いして批判的なコメントをする人と、元の番組をみて「番組の内容と記事の内容がずれていて違和感を感じる」という人との間でレスバが繰り広げられます。
便利なツールですが、非常に多くのニュースがあるという点がメリットであるのと同時に、自分に本当に必要な情報を探し出すことが難しいというデメリットにもなります。
新聞
新聞は上記のメディアの中でも最も攻守のバランスに優れた媒体です。まず新聞はお金を払って購読します。スポンサーがついているものもありますが、基本的には読者に対して有益な情報を与えることを目的に記事が作成されます。また、日刊紙の場合は毎日、更に朝刊・夕刊がある場合は半日に1回発行されますので、タイムリーな情報を得ることが出来ます。そして新聞の最大の魅力はその情報量です。
新聞に掲載されている情報量は、どれくらいだと思いますか? 朝刊の文字数は、およそ20万字。新書2冊分もの情報量が詰まっているのです。
池上彰が解説「今さら聞けない新聞の読み方」 新聞ごとの論調にどのような違いがあるのか | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
比較的偏りが少なく、プロの記者が読者への有益な情報提供のために記事を書いている。そして適時に豊富な情報が提供される。これほど魅力的なメディアは他にはありません。
また、テレビやラジオにないメリットとしては、「見出し読み」が出来るという点です。ニュースアプリで見出しを流し読みするように、記事内容を詳細に読む時間は無くても見出しを読むことで大まかな内容をつかむことが出来ます。
以上より、世の中に情報が溢れ、情報の取捨選択能力や適時性が問われる現代社会で最良の情報媒体は、新聞なのです。
なぜ日経なのか?
新聞と一言に行っても、いわゆる全国紙と呼ばれるものだけでも5紙あります。その内の一つが日本経済新聞なのですが、なぜ日経なのか。それはやはりその名前にもついている通り、経済ニュースに特化した新聞だからです。この記事をお読みの皆様の多くは、いわゆる「ビジネスマン」であり、何らかのきっかけがあって日経を読む必要性があり、本記事にたどり着いたのではないでしょうか。経営者、営業マン、企画担当、広報…様々な企業及び職種がありますが、仕事をしている以上それぞれが日本経済の一員です。つまりこの記事を読んでいる方全員が経済ニュースの対象者なのです。経済ニュースの一つ一つが、皆さまの仕事、制度、生活に密接にかかわっています。
一方で、他の全国紙やワイドショーのトピックというと、あまり私たちの生活に直接的に影響しないものも多いですよね。大きな事故があったとか、事件があったとか、政治家の失言、スキャンダルなど…政治に関しては経済に大きく関わることもありますが、今まで名前も知らなかった政治家のポロっとこぼれたほんの一言を取り上げて連日延々と報道されても、それをどう受け止めて、自分達の生活にどう活かしていけばよいのか疑問です。その一言が所属政党の思想を表しているというのは極論ですし、自分の選挙区でもなければ視聴者の生活にほとんど影響ないんじゃないかなと思います。そんな人生に関係ないことに目くじら立てているのであれば、もっと時間をかけるべき大切なことあるんじゃないかなと。
日経以外の全国紙や新聞をこき下ろす意図はありません、どちらかというと日経が経済に振り切ってるって話です。読者が情報の取捨選択をするまでもなく、日経メディアそのものがバランスよく仕事や生活に関係のある情報を入れ込んでくれているというイメージです。
日経を無料で読む方法
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、お待たせしました。ここからが今日の本題です。
前述の通り、普通の方法で日経を読むにはお金が掛かります。具体的には以下の金額です。
【紙面】
新聞のお申し込み|nikkei4946.com
【日経電子版】
日本経済新聞 ヘルプセンター (nikkei.com)
毎月購読することを考えると、最も安いのは日経電子版の4,277円になります。もちろん、得ることが出来る情報を考慮すると非常に良心的な価格ですが、年間で考えると4,277×12=51,324円なので、なかなかばかにならないですね。
日経を無料で読む方法、それはずばり、
楽天証券で口座を開設する
ことです。
皆さんの疑問に答えていきます。
楽天証券と言えば、2大ネット証券の一角であり、2024年4月には国内証券単体で最多口座数を達成した証券会社です。かくいう私も口座を持っております。
そして楽天証券で口座を開設する大きなメリットが、「日経テレコン(楽天証券版)」を無料で使えるというものです。
楽天証券で口座を開設する方法については、すみませんそこまで書く気力がないので皆さんで調べてみてください、たぶん分かりやすく解説してくれてるブログとかもあると思います。とりあえず下記をご参照ください。
口座開設から手続きまで | はじめての方へ | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)
口座開設後に、日経を読む方法は下記です。
日経テレコン(楽天証券版) | 投資情報 | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)
ちなみに楽天サービスを利用している方については、キャンペーンにエントリーすればポイントをもらえることもあると思いますので、事前にチェックすることをお勧めします。
まだNISAを始めていない方、今からでも遅くないです、今日から行動を起こしましょう。そしてNISA口座を開設するなら楽天証券は非常にお勧めです!これを機にNISA口座開設、日経購読でステップアップしていきましょう!それではまた。
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